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宇宙の構造を解きあかす命波理論
--望遠鏡と顕微鏡と天鏡--
日の本大和
(ヒノモトヤマト)
命波(めいは)とは何か 命波(めいは)を
学ぶにあたって

宇宙の構造を解きあかす命波理論<BR>--望遠鏡と顕微鏡と天鏡--


 宇宙の構造については20世紀後半になってマクロ的には天文宇宙学、ミクロ的に は量子力学を初めとする多くの学術的観点から色どり豊かな理論がつぎつぎに発表さ れました。マクロ宇宙は望遠鏡、ミクロ宇宙は顕微鏡の発達も寄与するところが大き いと思います。

 物質的には宇宙はミクロの素粒子が原子を構成し、原子が分子を分子が動植物や水 や鉱物のような物質を構成し、その集団が惑星や恒星を、恒星系が何千億と集まって 銀河系や星雲をつくり、その銀河と銀河の間に広大な空間があると、こういうことに なります。  さて、20世紀後半に入ってからの多くの理論のなかでも特に中軸また 共通項となるキーワードの一つは波動/バイブレーションです。エネルギー(註。熱 または運動に変わりうるもの)は波動をもっているという観点から様々な理論が発展 しました。この波動というのが命波の波にあたりますが、命波はこの波動というもの ををひとつの基盤に宇宙の構造を、文字(幾何図形)、音(/光すなわち振動)、数 の3局面から解析していく手法です。振動には振動数があります。振動数の差異が森 羅万象の差異を成立させているわけです。

 振動は何か振動が伝わる媒体があってしています。波紋は水があって、音波は空気 があるから振動波が伝わります。ですから宇宙空間が単なる真空(全く何もないとい う意味での)だったら、エネルギーという波動が伝播できないので、恒星も星雲も存 在できないのではないかという理屈が成り立ち、それでは困るので、この何もないは ずの空間に何かが充満しているはずだという理論が有力になってきました。太陽系の ような恒星と惑星の集団が何千億も集まった集団である銀河系内のことなら宇宙空間 物質が微少ながら計測されています。非常に希薄なガスですが、そのガスの90%は水 素だと言われています。まあこれは計測可能な物質の話です。空間物質というくらい ですから。

 命波理論を単独で構築された小田野早秧先生は、若いころから真空というものに興味をもたれ、 数十年前のことですが、そのころ真空の研究をしていたある科学者を訪ねられ、真空状態の性質を聞かれた そうです。それに対する答は「絶対乾燥質だが、電磁気だけはどうしても発生してし まうところだ」ということだったそうです。ただし、この真空というのは実験室で人 為的につくられたもので「絶対の真空」とは違います。現在実験室でできうるかぎり の真空の状態に希薄に含まれているガスの含有率は前出の宇宙空間にあるガスの含有 率より高いくらいだからです。

 命波が研究対象としているのは「絶対の真空」なので、物理的には探究できません。 ともあれ小田野先生は、真空に充満している目には見えないその電磁気というものを ひとつの手がかりにその後の一生を宇宙の構造を解きあかす研究についやされました。 いかなる希薄なガスも含まれていない真に何も無い所という「真空」の構造を探究す る手法を開発されたのです。

 何もないものを研究するのに一体何をものさしに使ったらいいのでしょう。どんな 鏡を使ったらいいのでしょう?これからが命波のユニークなところです。今までだれ も考えついたこをのない方法を小田野先生は見つけられたのです。それはコトバをも のさしに使う方法です。コトバはまず音でできています。「りんご」というコトバは 「り、ん、ご」の3音で成り立っています。それが順番に連なって「りんご」という コトバになっています。順番が変わると違うコトバになってしまいます。例えば「ご りん」です。音と順序(数の法則のひとつ)が両方あって成立しています。それを記 録しておけるように表現したものが文字です。つまり、コトバが幾何図形と音と数で 構築されていたのです。それら3局面の相関関係を表したものが「天鏡図」という、 いわば暗号解読のキーともいえるものです。

 物質は望遠鏡と顕微鏡、非物質は天鏡という鏡で探究できるというわけです。

2001.5 静流