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関節炎 | 字分けは自分け | 知念先生 | 11:11 |
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関節炎
肩が痛むので「無痛整体」の木村仁さんに診てもらったら、
「40肩ですね。歳はおまけして(40を過ぎることン十歳なので)。まあ、大丈夫でしょ
う。あなたは粗食だしお酒も飲まないしね」と言われた。日頃美食でお酒を飲む習慣が抜
けないのをよくご存知の人の弁。食生活を根本的に変えなければ、治療のみで治すのは無
理だろうと渋々ながら悟らされた。
検査機器による診断データの細かい数値の方も油断大敵と言わざるを得ないものが幾
つかあった。それ以前に花粉症の症状がひどく、あれこれと「体に良い」と言われている
飲料や食物も体を温めるような処置もとって鼻炎と痒みが止まったことが「油断大敵」の
因。いわゆる「体に良い」という物を足すのではなく、体が嫌がるものを初めから入れな
いという基本的姿勢をとらずに、何とかなるだろうと思っていたのが、油断。
痛くなってやっと分かった。ありがたや、「痛みさん」と思うしかないか。まず関節炎
を字分けしてみる。字分けに慣れていない方は図を気にしないで次を読んでね。
関は「門」とカタカナの「ソ」と「天」と三つに分けられる。生命の源である素(もと)
の天への門、これがなんと関所になっている。お調べを受けなければ通過できないのが関
所だ。天へ入る前には、実に融通のきかないよく壊れる肉体という重い容器の中に閉じ込
められて、生命生活を営んでいかなければならない。途中で蝶のように羽化して飛べると
いいのだが、どっこい人間は重い足をひきずりながら心臓をドクドク動かしヨタヨタと歩
いていかなければならない(注。現在の私の状態)。おまけに毎日腹が空く。食べなければ
栄養不足で死ぬ場合が多いし、過食すればするでこんどは不具合がでる。丁度良い加減に
するのは難しい。
生基と当てたのは、生きる基本である生活態度を見直す必要に迫られたから。カンとも
読むので、間と当てた。関節はどこかとどこかを繋ぐ間にある、間が不具合になったわけ
だ。
節は「竹」と「即」に分けた。空(天と同意)という智恵は綿密で精妙極まる智である。
天はまた電磁場でもあるので、田(電磁場と同意)のマスタープラン、つまり計らいは人
知が及ばぬ深謀遠慮でもって我々を鍛えてくださる。痛いの痒いのと文句をつけてもおい
それとは治していただけない。なにしろ生命の産みの祖(おや)は即工(智恵と同意)で
もあるから計らいは測りがたい。気づくまで痛い思いもたんとさせられる。
炎は火が二つ重なっている字。ホノオは秀(トップと同意)の能力を備えた王様で、実
は愛という親心が運んでいる。下手に触れると火傷もするが、内訳は火と火。エネルギー
なのだ。しかもカカなのでお母さんの愛というエネルギーだ。炎症を起こしていると実に
痛いが、母の愛の鞭のエネルギーであると気づけば「ありがたや、ありがたや、おっかさ
ん」という気持ちになる。痛みが縁で、人生における基本的姿勢に関する間違いに気づか
されるという深い親心の計らいを知ることになる。
炎症が起きたのは肩の関節。そこで肩も字分け。
ヒーラーの中西研二さんが、
「治療は入り口」と言っていたのを思い出す。何の入り口かと言うと、「気づきへの入
り口」だと受け止めた。痛くならなければ考えもしない肉体という存在である。胃が痛め
ば胃に意識が行く。そして過食だったことに気づく。心肺が苦しければ運動不足に気づく、
というように。
月はニクヅキ(肉体を表す字でもある)と取り、肉体への入り口と読み解ける。肩が痛
いと手を使う仕事に大いに支障をきたす。実に困る。だから考えることになり、字分けも
することになった。
やはりケンという読み音がついているので、計らいによって運(云)ばれているとまた
また気づかされた。
そして、あれこれと状況を吟味して考える(汰という字の意味)ことが可能になったの
も肉体という戸があって、痛みを感じることができたおかげさまだった。
この先はさらに専門的になるので、興味ある人へのおまけ。
肩 SHOLDER (ショルダー)の字分け S + HOLDER
Sはエスと読む、愛と数という2文字を当てると宇宙創生とその維持の基盤である叡智
の愛と数の法則との二つを、持っている者(HOLDER)となった。つまり天という両親と
なる。この両親がなかなか厳しくて、絶対平等な親心なものだから私だけの肩を持って甘
やかしてなんぞくれないのだ。
2007/07/09