エッセイ

Vol.10

もう、背伸びなんてすることないよ

もう、背伸びなんてすることないよ

『もう、背伸びなんてすることないよ』は、私が書いた本のタイトル。その本が、この度16年ぶりに増刷されてTSUTAYAフェアでお披露目されることになりました。著書は50冊にのぼりますが、こんなことは初めて。知らせを受けて思わず叫びましたよ。

「わぁ、ホント人生には何が起きるかわからない!」って。(笑)

「人生は空模様同様、自分でコントロールできるものじゃない」と思っています。だからこそ、「晴れの日も雨の日も、どんな空模様も楽しめる自分になろう!それが幸せに生きる最短の道です」とずっと呼びかけてきました。

私が伝えたいと願う“普遍的な真実”が、読んでくれる人の胸に響けば本望です。この本に綴った〈95の言葉&メッセージ〉の中から2つ紹介します。



背伸びなんてすることないよ

私は長年背伸びをする自分≠卒業できませんでした。
その頃は人の評価が気になって、いっときも心が休まりませんでした。
もしあなたが、「自分もそうだ」と思ったら、
こんな考え方もあることを知ってください。
あなたが暮らす社会にいる膨大な数の人たちは、
あなたをほめるために生きているわけでも、
あなたを評価するためにいるわけでもありません。
もし機会があれば、自分のモノサシを引っぱり出してあなた≠ノあてがい、
これじゃ長いとか短いというだけです。
それはひとりひとりの良識によっても、
そのときどきの気分によっても、
それぞれの利害によっても変わるものです。
だから、背伸びしてまで社会にいる人たちにほめられようとするのは、
おろかなことなのです。
それであなたが自分を見失うようなことに、決してならないでください。



あなたの時間は あなたの命の時間

心から充実した時間を過ごすと、「生きててよかったぁ」と感じます。
そうやってあなたの時間を輝かせることは、
あなたの命を輝かせることなんですね。
「あるのが当然」と思って、人生に与えられた時間をいいかげんに扱うことは、
「生きられて当然」と思って、命を粗末にするのといっしょです。
あなたが会社勤めをしているとしたら、
あなたは毎日8時間、会社に自分の命を捧げているわけです。
もし、その時間が無意味だったら、
いやいや過ごしていたら、
あなたは自分の命をムダに減らしていることになります。
アフターファイブも同じ。
眠りにつくまでの時間が楽しくなかったら、
疲れてグチをこぼすだけだったら、
あなたの命は輝きようがありません。
今日を生きられるのが当り前じゃないように、
とき≠ヘ二度と戻らない貴重なものです。
命の時間を、もっと大切に!



ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

ゆりりん NOTE

エッセイバックナンバー


| ホーム | プロフィール | エッセイ | ねっとカウンセリング | ファンレター |
| Booksコーナー | 講演依頼 | お知らせコーナー | ボイス・レター |

Last Updated: 2022/10/07