あなたはどのくらい強く「もっと幸せになりたい!」と願っていますか? その思いの強さは、自分が今どのくらい不幸せかを物語っています。
そう言うと、「もっと幸せになりたいと願わない人なんていません」と思うでしょうね。私もそう思っていましたが、それは条件付き≠フ幸せなんです。条件付きとは、「もしもこうなったら…」というたら・れば付き≠フ幸せのこと。
たとえば、「自分がもっと○○になれば、人から認めてもらえる、チヤホヤされる、頼りにされる。そうすればきっと欲しいもの(高いポジションや恋愛・結婚など)が手に入るはず」という考えです。あなたにはありませんか?
この考えに心を縛られると、「条件を満たせない限り幸せにはなれない」と思い込んでしまうんですね。そして、優れた自分にするために、今ある時間とお金をダイエット、猛勉強、義理のお付き合い、根回しなどにつぎ込んでがんばります。
その結果、もしかしたら願いが一つ叶って幸せを味わうかもしれません。でも次は、その幸せを存続させるために、あるいは別の幸せを手に入れるために、多々ある条件をエンドレスで満たさなければならなくなるでしょう。
これではがんばることに疲れてしまうのは当然です。私の場合は、心が折れて自分の価値を認められなくなり、ついには体も言うことを聞かなくなりました。やむなくすべてをあきらめて、宇宙に身を委ねました。
そのとき、私に強制終了がかかったのは、「あなたの幸せは最初から無条件≠ナ与えられています。そのことに気づいて…」という宇宙からのサインだったことがわかったのです。
無条件の幸せがあるということに驚きました。私はいつも身近にいてくれる人や当たり前にある幸せを、完全に見過ごしていたんですね。魂の願い通りに生まれ、自分が今こうして生きていることがすでに至福なんだ…とようやく気づいたのです。
天使のように微笑む赤ちゃんを思い浮かべてみてください。まさに、無条件の幸せを謳歌しているように見えませんか? 宇宙という大いなる存在から祝福されている様子に、私たちの深い部分が共振して見ているだけで幸せな気持ちになります。
あなたという存在は、あなたがどんなことを考えていても、赤ちゃんと同じように常に宇宙から祝福されているんです。そのことに気づくことが目覚めです。
大いなる存在は、人間としてさまざまな体験を積んでいる(大いなる存在の一部である)あなたを、無条件の愛でずっと応援してくれています。そのことに意識を向けてみましょう。
「自分は足りない」という考えはもう必要ありません。以前の自分や他の人と比べてなげいたり焦ったりするのは、人間社会で味わう自分を愛さない体験≠ノ過ぎなくて、本来のあなたはいつだってありのままでパーフェクトな存在。そのことがわかると、無条件の幸せが身に染みて心の底からほっとするでしょう。