令和3年がはじまりました。「風の時代」の幕開けです。これからは風のように、目には見えない人間の内面≠ノ幸せの源があること。自分の外側にあるものは、内側にあるものの反映に過ぎないことに気づく人たちが増えていくと思います。
その結果、常識のように思われていた考え方やものの見方が様変わりして、社会通念や構造が塗り替えられていくでしょう。コロナの出現によって、すでに変化を余儀なくされた業種や物事は数々ありますが、それを私たちはどうとらえるか…?
失うことを恐れ、なげいていては前に進めません。起きることはすべて、発想を切り替えるための起爆剤にしようではありませんか。この意識革命とも言える時代は、じつは私たち人類が、深い部分でずっと願ってきた目覚めの時代なのかもしれません。
まずはあなた自身、自分が変わることにOKを出しましょう。そうでないと、つい慣れ親しんだ慣習を変えるのを嫌がって、不満を感じていてもこれまで通りでいいと思ってしまう傾向が現代人にはあるから。これまでの慣習やライフスタイルを新生させることを怖がらないで。
こんな質問を心の奥に投げかけてみて。「コロナ前の生活に帰りたい」とか「世の中をコロナ前に戻そう」といった声があるけど、はたしてコロナ前の生活やピラミッド構造の社会は、私たち人類が心から望む幸せの形なのだろうか…?」と。
自分も含めた大勢の人々が、正直な自分を抑圧して、心の不自由を感じながら暮らしていたように感じます。まわりに合わせるためにいくつもの仮面を持ち、ほかの人の期待に応えるために無理をして競い合い、勝てない自分を不甲斐ないと責めて、自分の価値を認められずに苦しんでいたのではないでしょうか。
それは「仕方がないこと」でも「当たり前のこと」でもありません。もしも「幸せのフリをしていたけど、本当は不満だらけだった…」と思うなら、もう自分を誤魔化さないで。あなたが真に求める幸せをあきらめないでください。
心にフタをしたまま、不自由な価値観に縛られて生きることは、もうしなくていいんです。全身全霊を傾けて、自分自身を愛しましょう。ありのままのあなたを解放するときが来たのです。
あなたは何をしたくて生まれてきたのでしょうか? ある人が死の淵をさまよっていたとき、天の声を聴いたそうです。それは三つの問いかけでした。
「愛しましたか?」
「愛されましたか?」
「愛すべき時を過ごしましたか?」
私はこの話を聞いて胸が熱くなりました。そして、本当の愛を知らずには死ねない…と心の底から思いました。私たち大人は、あとに続く者たちに何を残せるのでしょうか…。私たちが放つ愛の波動が自然に広がっていって、幸せな社会が生まれますように…心から祈ります。