エッセイ

Vol.09

中高年にラブコール!G

Vol.09 中高年にラブコール!G

気持ちいいこと


自分を祝福するって、やったことある?


もし、やったことなかったら、


一度やってみない?




最初に、目をつぶります。


それからまじめに天の声≠代弁します。




「あなたは、こうして生きているだけで完璧です!」


「あなたらしい、見事な人生を歩いています」


「あなたはこれからも、あなたであればいいのです」


「あなたの存在を、心から祝福します!」




声に出して言ってみて。


耳からも祝福のエネルギーを注いで。


これだけでも、きっと気持ちよくなるから。



自分を喜ばせることは、


思いのほか簡単で、大事なことだと実感するから。



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 お互いを祝福し合える関係になれたら、素敵ですね。いつも私たちの悩みのトップを占めるのは、人間関係。中でも、パートナーや家族といった、独断で終わらせることのできない関係に悩む人が多いようです。

 世間では、付き合いが深くなると「相手の本性」が見えてくると言いますが、実際に見えてくるのは、相手を通して映し出される「自分の本性」ということをご存知ですか?

 その本性が愛≠ネらば、相手を尊重する温厚な自分の思いを反映して、相手も温厚になり、円満な関係を築けるでしょう。でも恐れ≠フほうが強く出ると、それは相手に対する猜疑心や過度の期待として反映されるので、相手は不満になり、追い詰められて衝突したあげく別れてしまうかもしれません。

 離婚した私の経験を振り返ると、当初は、自分を裏切った相手に失望して怒っていました。でも、ハタと、本気で愛されなかった自分に失望して怒っている……と気づいたんですね。私は、自分を心から愛せないから、相手に心から愛されることで納得したかったんです。

 意識は、気づきを得ると次のステージに飛びます。私が飛んだのは、感謝のステージでした。そこにたどり着いてようやく、すべてに感謝できるようになった自分を心から受け止め、過去の傷を癒すことができたのです。

 私たちが人間関係にもまれるのは、新たな気づきを得るためだと思います。気づくたび、目に見えない自分がひと回り大きくなります。そうやって意識を広げていく……それが本来の自分、魂の目的だとしたら、縁ある人々と触れ合う中で、相手の感情や態度に反映される自分を素直に見るしかありません。

 結婚という形態は、それにうってつけ。そこで神様は、「あなたのことをもっと知りたい」「あなたのためならなんでもする」というときめきを与えて、自分をひと回りもふた回りも大きくしてくれそうな相手と結ばれるよう、計らってくれるのかもしれません。

 これはパートナーに限らず、すべての人間関係に言えることですが、うまくいかなくて自分が不満顔をしていると感じたら、「鏡に映った自分は、本人より先には笑わない」ということを思い出してください。

 相手のせいにするのは、結果的に一番ソン≠ネのです。被害者になって悩まない工夫をすれば、相手という鏡に映る自分をきっと変えることができるから。自分の気持ちをわかってもらいたいときは、歩み寄ってまず相手の気持ちを聞いてみましょう。笑顔になりたかったら、自分の至らなさを笑い飛ばしてオシマイにしましょう。

 メンツや意地ほどつまらないものはありません。それが体験的にわかってくると、どんな状況でも落ち着いて愛を差し出せるようになっていきます。そうして愛という本性丸出しの自分で、清々しく生きていきたいものですネ。

ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

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Last Updated: 2020/09/07