エッセイ

Vol.06

中高年にラブコール!D

Vol.06 中高年にラブコール!D

上質な時間


何をしていても、

何もしていなくても、

人生の持ち時間は、容赦なく減っていく。



そうなると大事なのは、心豊かに過ごすことで、

そこに流れる上質な時間≠セ。



なんとなく生きるのも悪くないけど、

やっぱり、かみしめたい。


ときめく感動、

わき起こる感謝、

言葉にならないやすらぎ……



人生の持ち時間をどう過ごすかを決めるのは、

自分なのだ。


本気になれば必ず浸れる、

上質な時間≠コツコツ演出しよう!


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 3ヶ月あまりのステイホーム中に、「自分のペースで生きることの大切さを実感した」という人もいることでしょう。あなたの心境にはどんな変化がありましたか?

 何につけても「元通りがいい」という発想は捨てたほうが賢明かも。なぜなら、その発想は執着になるので苦しくなる一方なんです。それよりも、状況に応じて何をどう変えていけばいいのか、そこに知恵を絞りましょう。

――万物は変化し続ける――という宇宙の法則からは誰も逃れられません。言い方を変えれば、変化し続けないと宇宙は存続できないわけです。同様に人間も、変化を宿命づけられています。赤子で生まれ、成人し、老いて土に還る……という体の変化はわかりやすいと思いますが、心についてはどうでしょうか。 心の中には、思考や感情の源になっている意識があります。意識が(無意識も含めて)その人の「人生=現実」を生み出しているんですね。信じたことが実現する、と言われるゆえんはそこにあります。

 元通りにならない現実の中で、どんどん苦しくなるよりは、どんどんラクになるほうがいいに決まっています。心がラクになる方向に、あえて変化の舵を取りましょう。そのために意識を解放してください。

 これまで幸せになろうとあれこれ考えてがんばってきた人は、本気でラクになりましょうよ。「ラクになる」と「ラクをする」は違います。ラクをしようとして策を練ると、思考でがんじがらめになってますます苦しくなります。

 そうではなく、思考それ自体を手放すのです。「こうしなくちゃ」「まだまだダメだ」といった思考に「ストップ!」と命じ、目の前の状況、今ここにいる自分をそのまま受け入れる、あるがままの自分を許してOKすることがとても重要です。

 もしも不満や否定がわいてきたら、それは単に思考の癖ですから、思考の癖によって長年不自然を強いてきた自分を解放してください。そして、自然体=本来の姿に戻ることが、ラクになる秘訣なのです。

 今年は、地球そのものに変化の大波が押し寄せていると言われています。その上で生活している人間も、当然のように集合意識の大きな変わり目を迎えて、それを「時代の節目」として体験している最中なんです

 今年は、コロナだけでなく、未知の出来事を受容する心の準備をしておく必要があると思います。変化は必然、全体としてはよき方向に向かうのだと腹をくくり、余計なことを考えないようにしましょう。そうやって心をラクにして、時代の節目を生き抜いていこうではありませんか。

ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

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Last Updated: 2020/06/08