エッセイ

Vol.05

中高年にラブコール!C

Vol.05 中高年にラブコール!

発奮


若いときは世間の目≠ニいう、

見えないロープに縛られて生きていた。

それが苦痛だった……


そんなロープ、本当はなかったのにね。



もっと自由に、好きなことをしたいと思ったけど、

世間に抗えば生き辛くなる……

と気持ちを抑えた。


本当は、本音で生きるのがこわかっただけ。



でもこの歳になって、

世間の目より、自分の心≠ェこわくなった。

「今さら……」ってすぐあきらめるようになったから……



我が心よ、萎えている場合じゃない。


人目を気にせず、好きなことをやれる歳になったんだよ。


残された人生は、自己責任で自由に使ったらいい。



元気なうちに、

もう悔いはないと思うまで、好きなことして楽しもうよ!


〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜

 老いた自分と向き合うことも、コロナ騒動を乗り越えることもそうだけど、自分の目の前で展開する物事の「いい面」を見つけ出す力が、生きる力なのだとつくづく感じます。

 今、私たちは未経験の事態に直面していますが、これはイントロで、これからが未知の世界の本番……と言えるのかもしれません。未知というからには、過去のデーターは通用しませんが、そこには必ず「いい面」もあるはず。

「この事態をどうとらえて何を選択する?」と突き付けられる形で、すでに未知の世界は始まっています。でも、過去の体験から物事を考える癖がついている私たちは、どうしても焦って不安ばかり募らせてしまうんですね。

 そこで提案です。発想を切り替えましょう! 未知とは、未だ知らないということ。その世界にチャレンジするのは、世間ではなく、個人です。世間には実体がないから、ひとりひとりが新たな行動を起こすと、それが反映されて世間になるのです。

 ひとりひとりがすることは、「〜になったら怖い」という"恐れ"をモチベーションに動く時代を終わらせること。恐れは、エゴイスティックな言動を誘発してあつれきや葛藤を生むから、心の休まるときがなくなってしまうんです。

 それがどれほど生き辛いかを何度も何度も体験して、「もう十分わかったから、先へ行きます!」と一人が決め、また一人が決め……集合意識がかなり高まったので、今までのライフスタイルを存続できなくなったと考えてみてください。

 これから始まるのは、"恐れ"ではなく、"愛"をモチベーションにして動く時代です。自分と向き合う時間を与えられ、価値観をひっくり返すチャンスを手に入れた私たち。そ中から"愛"を選択する人が増えていくと何が起きるのか……それを体験したくてこの時代に生まれたのかもしれませんよ。

 さあ、どんなときも愛の心で考え、愛をもって語り、愛から行動すると心に決めませんか。本気で決めると、あっというまに自分の世界が変わります。人を愛したい、人を喜ばせたいと思うのなら、最初に自分を愛すること、自分を喜ばせることが大事です。そうすれば自他は一如だから、必ず愛ある関係が生まれるから。

 老いを感じる人は、なおさら自分にたっぷり愛を注ぎましょう。よくがんばったと心から労い、自分の存在を祝福してください。生まれたときみんなに祝福されたように! すると、喜びと感謝の心でゆったりと生きられるようになるでしょう。

「そう簡単にはいかない」と思いますか? そう思った人は思った通りになるし、できると信じた人には簡単にできる。それが、これから私たちが体験する世界なのです。

ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

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Last Updated: 2020/05/07