エッセイ

Vol.01

2020年のはじめに

Vol.01 2020年のはじめに

 私たちはいつでも、「〜しなければ」と自分があせることでジタバタしてしまうのかもしれませんね。そんな中で、予定通りにできた、全然ままならなかった、次の機会にしようとパスしたなど、いろいろな体験にともなってさまざまな感情を味わいます。

 あなたは、「〜しなければ」とあせって不快な感情を味わった物事について、ふと、『過ぎてしまえばどうということもなかったなぁ』『何をあんなにアクセクしていたんだろう…』と思ったことはありませんか? 

 私は山のようにあります。「人間は、本当はどうということもない物事≠ノ振り回されて疲れているのかナ…」と思うくらい。早い話が、気が乗らないのに「しなければいけない」とあせってやることの大部分が、じつは「しなくたって、どうということのないこと」なのかもしれませんよ。

 社会生活をしている以上、イヤでもしなければならない物事がたくさんあるのは当たり前…と思うのは刷り込み≠ナす。極論をいうと、自分に責任をとる覚悟があれば、しなければいけないことなどひとつもありません。責任をとりたくない、だって非難されたくないし、ソンしたくないもん!と思うから、イヤでもがんばらなくちゃならなくなるんですね。

 2020年は、物事の本質や人の本心を誤魔化すことができない、つまり、真実が明るみに出るエネルギーが、昨年以上に強く現れる年になると思います。だから、本心に逆らって生きようとすると苦しくて耐えられなくなるでしょう。

 けれど、本心を誤魔化せなくなるということは、ひとりひとりが自分の真実を生きはじめるということ。意気揚々と「私はこれでいい!」「自分を生きるってこういうことなんだ!」と目覚める人が増えていく素晴らしい年になると期待しています。

 もしもあなたが、イヤイヤがんばることに疲れているなら、今年こそ「〜しなければ」と考える心のパターンを壊して、新しい自分を創造することにチャレンジしてください。

 これからは、「どうということのない物事を、自分がどう思うか」がとても重要になります。多少ソンしようが、人に悪態をつかれようが、「〜しなければならないことなどひとつもない!」というスタンスで、自分自身と向き合って本心にしたがうのみですよ。

 私には、「〜しなければ」とあせる気持ちの背景に「価値ある人間と人から思われたい」という気持ちや「イヤなことでもするのが立派な人間」という考えがありました。それが正しいか否かではなく、そのために背伸びをするのをやめようと決めたんです。

 私は「何もしなくても私の価値は変わらない。イヤなことはしない!」と自分に許したら心底ラクになり、純粋にしたいことを喜んでする自分をとてもうれしく感じました。

 あなたの2020年を創り出すのは、あなたしかいません。しなければならないことの前に、本心にしたがって純粋にしたいことをしませんか。些細なことが大事です。それを選択する意識が、自らを次のステージに押し上げて、それに見合った出来事や出会いを引き寄せるようになるでしょう。

ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

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Last Updated: 2020/01/07