自分のことがわからなくなってしまうこと、ありませんか?そんなときは、頭でいくら考えても混乱するばかりでしょう。私も以前はそれで随分心を悩ませたものですが、自分がわかれば答えはシンプル!
『自分のことがわからなくなってしまうのは ”他人軸”で生きているとき』なのです。つまり、「自分軸に戻れ!」というサインが内奥から出ているときと考えてみて。
もし今、「”自分軸”で生きるのはむずかしい…」と感じている人がいたら、あなたは幼いときから他の人の考えや感情に沿って生きてきたのかもしれませんね。他の人とは、あなた以外のすべての人、両親や先生、上司や親友も含みます。
では質問。あなたは折に触れ、「自分はどう感じている?」自身の胸に尋ねる前に、「相手はどう思っているだろう?」と考えるほうですか? そして、相手の考えや感情に沿うように…波風を立てないように…と思って行動しますか?
YESの人は、この無意識の癖が習慣になると、「これが私の性格」と勘違いしてしまいます。それは勘違い、間違いですよ!
あなたは知らないうちに自分の気持ちにフタをしています。なぜなら、自分の気持ちが相手と対立すると困るし、かえってつらくなるし、じっさい面倒だと思っているから。本当は自分に自信がないのかもしれません。
でもそこに触れたくないので、「私にはどうせ無理だから」「私よりあの人のほうが優秀だから」という言い訳をして逃げているんですね。けれどそんなことばかりしていたら、自分の気持ちの探り方や表現の仕方がわからなくなってしまいますよ。
「どうして自分は生きることを楽しめないのか」「自分を好きになれないのか」「人目を恐れるのか」「劣等感におびえるのか」と感じる原因は、ズバリ”他人軸”で生きているからなのです。
そう思ったら、さっそく”自分軸”に切り替えましょう。「自分軸で生きる!」と決意して、自分を信頼する気持ちを育てることに専念すればいいんです。結果として自己評価が上がり、いちいち人と比べなくなります。
まずは、自分の感情を素直に受け止めて「正否で判断しない」と決めてください。「自分はこう感じている」だけでOK。そう感じるには百の理由があるのだから、いちいち追求せず、そう感じている自分を最優先しましょう。
自分の気持ちに沿うためには、人の誘いや提案を断る勇気も必要です。でもね、自分軸で生きるということは、真の理解者とつながるということでもあるのです。そのことを覚えておいてくださいね。
また、いつも人に沿うことが思いやりではありません。自分が心からそうしてあげたいと思って行動するのが思いやり。だから自分軸の人は信用されて好かれるんです。
あなたの自分軸は、あなたが自分で決めたことに責任を取る覚悟を決めた瞬間、立ち上がりますよ。