エッセイ

Vol.12

ゆく年、くる年

Vol.12 ゆく年、くる年

 激動の一年がまもなく終わろうとしています。あえて「激動」と書いたのは、進化しようという意思を持つ人たちは、宇宙から降り注ぐアセンションの波に乗って、めくるめく変化を体験した年になったのでは…と思うからです。

 私は今年、14年暮らした長野を離れて沖縄に引っ越しました。昨年、殻を突き破るような意識の変化があり、その時点で望んだことが、時を経て物理次元に反映されたような気がします。

 あなたはいかがでしたか? もしかしたら、人間関係や住環境や仕事に、一区切りつけるとか、別の道を選ぶ、といった決断を余儀なくされたかもしれませんね。今もそんな出来事の渦中にいますか? 

 それは「清算し、生成する」、「断捨離し、創造する」といった進化のプロセスの真っただ中にいるということ。まさしく、サナギから抜け出して大空に羽ばたこうとしているあなたがいる証拠です。

 私たち人間は、意識が拡大するにつれて、現実を変えていくようにプログラムされています。なぜなら、私たちは「じっと留まる体験」をしたくて生まれてきたのではなく、「新たな体験・冒険」をしたくて生まれてきたからです。

 逆に言うと、自分がやりたいことを一切やらず、我慢と後悔を抱えたまま生きていくことは、とてもつらくてむずかしいことなんです。そんな不自然を自分に強いれば、心身はしだいに病んでいってしまうでしょう。

 頭では「やめておいたほうが無難」とか「今さらムリだ」と考えたとしても、心の声が「死ぬときに後悔したくない」とか「やれば気がすむから」とささやいたときは、勇気を奮ってぜひ実行してください。

 それはチャンス! 自分は何のために生まれてきたのかを知り、サナギから抜け出して大空に羽ばたくチャンスです。もしもあなたが、これまでは社会的な価値観に乗っ取って、何かにつけて自分を抑えてきたとしたら、これからは素直に自分を表現して生きはじめる絶好の機会になるでしょう。

 「羽ばたく」とは「自分を生きる」ということにほかなりません。それをしてはじめて、ひとりひとりが、この世に存在する喜びを実感できるのです。

 でも生活が…と心配する気持ちはわかりますが、すべてはなるようになるし、なるようにしかならないもの。「なる」とは、意識を向けたものになるという意味です。だから、心配から逃れることを目的にすれば、ずっと心配に意識を合わせることになって、いつまでたっても心配から逃れられなくなってしまうんですね。

 そうではなく、好きなことに挑み、自分を表現する喜びに意識を合わせて、それができることに感謝して生きていきませんか。その道は人が用意してくれるわけではありません。自分が、今あるものを「清算し、生成する」という決断をして開くのです。

 今がそのとき。自分を生きて大空に羽ばたく…そこに意識を合わせて、来る年を迎えましょう!

ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

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Last Updated: 2018/12/07