エッセイ
  (最終更新日:4月8日)

Vol.04

我慢しない生き方へ

Vol.04 我慢しない生き方へ

 4月から新生活がはじまった人も多いことでしょう。会社やご近所など、新たな人間関係に身を置いて、ちょっぴり憂うつだなぁ……と思っているあなたへ、楽しく生きていくためのアイデアをお伝えします。

 自分と気が合わない人はどこへ行ってもいるものです。どうしても気が合わない人と付き合っていかなければいけない立場になって、相手の理不尽な態度に頭にきたり、悲しくなったりすることがあるかもしれません。

そんなとき、「どうやって我慢しようか…」と考える必要はありませんよ。ぜひ、「どうやって我慢しなくてすむようにしようか」と考えましょう!

「我慢」という字は、なぜ“我”に“慢”と書くのか知っていますか? 我慢の陰には“自分に執着する高慢な気持ち”がある。「波風を立てて悪く思われたくないから、ここは我慢しよう」と思うときは、「自分は間違ってないけど、逆らって損したくない」という気持ちがあるんですね。

そもそも「我慢しないと損する」が勘違い。「我慢しない=逆らう=損する」ではありません。むしろ逆で、我慢しなければいけないと思って何もしないと、まわりからは「あの人はこれでいいんだ」と思われて、何も変えられなくなってしまうんです。

 結果、我慢を重ねるだけで関係性はそのまま。しだいにイライラが募って心が疲弊するか、感情が爆発するでしょう。そんなことになって自分を痛めつけないように、「どうすれば我慢しなくてすむか」という方向で考えてください。

 答えは「我慢しない=発想を変える」です。発想を変えずに現実を変えることはできません。“我慢”というネガティブな発想を、“チャレンジ”というポジティブな発想に切り替えましょう。

 例として、どうしても付き合っていかなければいけない人が、自分に冷たくてしょっちゅうイヤミを言うとしたら、暗い気分で我慢せず、発想を変える。具体的には、「こんなことがサラッとできる自分になりたいな」と思うことにチャレンジすればいいんです。

「勇気を出して相手に気持ちを尋ねる」とか「相手が何を思ってもいい自由をあげる」、「相手の立場に成り切って受け流す」とか「笑い飛ばして自分の笑顔を二倍にする」など、自分の成長につながる(やりがいを感じる)ことを選んで実行しましょう。

 あせらず、「我慢するよりはマシ」と思って根気よく続けてくださいね。そうすれば、きっといい連鎖が起こるから。あなたの前向きな対応が、まわりの人たちの態度や見方を変えて、現状を変える力になるのです。

 くれぐれも「今日だけ我慢しよう」はNGですよ。それは自分がチャレンジすることから逃げているだけ、翌日もたぶん同じことを思うでしょう。今日だけ我慢するという生き方は、ずっと我慢するという生き方と同じなんです。 なぜなら、あなたがいるのはいつも今日。何かを変えられるのは今日だけだからです。今日チャレンジして、明日が今日になったらまたチャレンジして、のびのびできる環境を創っていきましょう。

ゆりりんのブログ『ありのまま、なるがまま』

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Last Updated: 2018/04/08