エッセイ
  (更新日:毎月7日)

Vol.02
「あ、かるい!」で生きよう

Vol.02 「あ、かるい!」で生きよう

 1月に――今年の私のテーマは、自分の波動を精妙にすること。具体的には、いつも「あ、かるい!」と感じられる自分でいたい。「あ、かるい」は明るい$l生に通じるから。どんなときも物事の闇ではなく、光に意識を合わせて、軽やかに、ほがらかに生きていきましょう!――と書いたところ、もう少し詳しく説明してというリクエストをいただいたので、今回はその続編。

 ここでいう『波動』は、心が放つ波であり、エネルギーのことです。波動は、怒りや落ち込みといったネガティブな気持ちを抱えると粗くなり、愛や感謝といったポジティブな気持ちに満たされると精妙になります。そして、粗くて重たい波動は「不快な現実」を、精妙で軽い波動は「愉快な現実」を生み出します。

 私たちは知らないうちに、それぞれの思考や感情の波と共振する現実(物事や人)を引き寄せているのです。つまり、自分が今味わっている現実は、自分が内側に持っている波動が形になって現れたものと言えるんですね。

 例として、あなたが優秀なだれかに嫉妬して「腹立たしい」とか「みじめ」と思っているとしましょう。それは表に出さなければいいというものではなくて、秘めているだけで、その波に同調する「腹立たしくてみじめな出来事」を引き寄せてしまうのです。

 怒りや恐れも同じ。それを呑み込んだり我慢すれば何事もうまくいくわけではなく、そういった粗い波動を内側から一掃しない限り、精妙な波動を放つことはできません。一掃できると、「あ、軽くなった!」と自分でわかりますよ。

 では、一掃するにはどうしたらいいかということですが、粗い波動を感知したとき、「こんな気持ちを持ってはいけない」とあせらないで。どれだけその体験の闇≠ナはなく光≠ノ意識を合わせられるか……ということがものすごく重要なのです。

 どんな出来事にも必ず明るい側面があるから、悔しい気持ちや情けない気持ちをいったん横に置いて、心の糧≠探すようにしてみてください。そこに意識を向ければ、人を思いやること、自分を許すこと、物事を受け入れることなど、何か大切なことにきっと気づけるでしょう。

 気づけるとたちまち波動が軽くなって、そこから明るい現実を創り出せるようになります。あなたがいつも「あ、かるい!」と感じられる自分でいるようにすると、内側から放たれる平和な波動に共振する人たちが自然に集まってきます。そうやって、楽しい現実、おもしろい人生は創られていくのです。

 だからこそ、今、自分がどんな波動を放っているかということに、もっと責任を持ってください。なんとなく無意識に生きていませんか? 過去の因習にとらわれて相変わらずの反応をしていませんか? 

 ついネガティブな気持ちに流されていないかをまめにチェックするようにして、「私は、今ここにある光に意識を合わせる!」とコミットしましょう。それだけで、人生がどんどん明るくなっていきますよ。

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Last Updated: 2017/02/07