あなたはどんな気持ちで2017年を迎えましたか? 心は喜びに満ちていますか? それとも不安でいっぱいですか? どんなときも、自分の幸福度を決めるのは自分です。意識を高めて、幸せ満載で新しい年を歩きはじめましょう。
国連が『2016年度版 世界幸福度 報告書』というものを発表しました。調査対象は156ケ国、その中で日本人の幸福度は53位でした。この順位は意外ですか? それとも納得ですか? では、あなた自身に"幸福の実感"はどのくらいありますか?
日本は世界に誇る先進国。モノは十分にあり、最先端のものや便利なものに囲まれています。比較的安全で平和です。個人の言動は自由です。……それでも、私たちの幸福度はこんなにも低いんですね。
個人的な不満や、将来不安をあげたらキリがないと思います。それは、しょせん尽きることがないから。だからこそ、そういうことばかりに意識を向けて生きることが「不幸」であって、逆に、自分に今あるものに感謝して喜んで生きられることが「幸せ」なのではないでしょうか。
社会的地位や経済的に恵まれていても、幸福感に満たされていない人がいる一方で、病気になったりお金に余裕がなくても、幸福感に満たされている人がいます。その違いは意識の違い、それが"心の貧しさ/豊かさ"なのです。
幸福度53位という結果は、心が豊かでない日本人が大勢いることを物語っています。あなたの幸せを左右するものは心の豊かさです。普段「当たり前」と思っている物事は、決して当たり前ではありません。意識を「ありがたい」に変えましょう。
たとえば、元気に新年を迎えられたこと、自分の幸せを願ってくれる人がいること、好きなものを食べられることなど、日ごろは気に留めない"自分を幸せにしてくれる物事"のありがたさが胸に沁みるようになると、幸福度は一気に高まります。
また、「あれがほしい」という気持ちを「今はないから不幸」にしないこと。「そこを目指してがんばれるのは幸せ」に意識を変えれば、心は豊かになり、自然に笑顔がこぼれますよ。
同様に自分に関しても、「まだ足りない」と思うと「自分には価値がない」と感じてしまうんですね。そうではなく、これまでよくやったことを認めて、「どんな自分にも価値があり、どんな人生にも幸せがある」と考えましょう。
かくいう私も、「簡単には幸せになれない」と思い込んでいたのですが、それは大きな誤りでした。人を幸せにするものは"心にわき起こる感謝"です。目に見えない偉大な存在や、縁ある人々への感謝がわき起これば、簡単に幸せになれますよ。
もし、近くに苦手な人がいるなら、「自分が幸せになるか不幸になるかは自分しだい」と気づかせてくれる貴重な存在だと思って、意識を高めることに全力を尽くしましょう。今年は、心が成長する喜びを大切にして、幸福度100パーセントを目指しましょう!