エッセイ
  (更新日:毎月7日)

Vol.11
そのお金で何を手に入れたい?

Vol.11 そのお金で何を手に入れたい?<br>
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 私たちは案外、ほしいものを素直に「ほしい!」と言えないものです。特にお金=c。拝金主義者のダークなイメージが影響を及ぼしているのかもしれませんが、「お金は諸悪の根源。やたらとほしがってはいけない」と、お金に対する欲求を抑えつけている人たちが大勢いるように感じます。

 あなたはどうですか? 少しその傾向があるかなぁ……と思ったら、「もし、自分が自由に使っていいお金が今の10倍あったら、そのお金で何を買うだろう? 何に使うだろう?」とちょっと考えてみてください。

 たとえば、旅行に行く。親孝行する。住環境を変える。最新電気機器を買う。高級な服やバッグを買う。老後の貯えに回す。困っている人たちを援助する……などなど、お金を使って叶えたいことは数限りなくあると思いますが、それでいったいどんな満足を手に入れたいのでしょうか。

 突き詰めると、最終的には「喜び」「高揚感」「やすらぎ」「安心感」を得たい、ということになりませんか? もしそうだとしたら、お金は、あなたの心を豊かにしてくれるよきもの≠ナす。よきものは堂々と、素直に「ほしい!」と認め、求めましょう。

 自分のなかにあるお金への欲求を、もっとあっけらかんと肯定すればいいのです。それをしないと、お金の流れを自分のほうに引き寄せられなくなってしまう恐れがあるから。あなたがこれまで自分の脳に出していた指令が、「お金はほしいけど、無闇にほしがってはいけない」というややこしいものだとしたら、脳は、「お金、本当にいるのでしょうか?」と混乱していたはずですよ。

 主から脳に出す指令は、単純明快で、いつもブレないことが一番! それでこそ、脳はするべき事柄をはっきり認識して、そのために必要な主の能力を引き出すべく新たな行動を促してくるのです。

 少しの罪悪感も抱かず、「もっとワクワクしたい。もっと安心したい。もっとお金がいる。だから私はお金持ちになるのだ!」と、わかりやすい指令を脳に出してください。そして、精一杯儲けて、自分が気持ちいいと感じる使い方を考えましょう。

 イギリスの司祭であり神学者のジョン・ウェスレーさんは、「できるだけ儲けて、できるだけ貯めて、できるだけ与えなさい」と言って人々を導きました。ようするに、お金儲けは少しも悪いことではないということ。懸念すべきは、お金の儲け方と使い方で、お金そのものは、私たちに幸福をもたらしてくれるありがたいツール≠ネのです。

 お金を得て、まずはあなた自身を幸福にしましょう。そうして今よりも余裕ができたあなたが、次はまわりにいる人たちを幸福にすることを考えて貢献できたら素敵ですよね。それを叶えるためにも、もう一度、お金を「明るく健全なもの」として心に置き直してください。

 そうすれば、お金に対するあなたの幸福なイメージ≠ェ、ぐっと実現しやすくなるでしょう。

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Last Updated: 2015/11/07