エッセイ
  (更新日:毎月7日)

Vol.07
「潜在能力を目覚めさせる」

Vol.07 「潜在能力を目覚めさせる」

 自分のことを見くびっていませんか? あなたはこの世に大きな目的を持って生まれてきた、ものすごくチャレンジ精神にあふれた存在なのです。それなのに「どうせ私はこの程度」とか「どうってことない人生で終わるだろう」と思っていませんか?

 あなた自身も、あなたのまわりの物事も、刻一刻と移り変わっていきます。変わらないものは何ひとつありません。人間はそれを知識として知りながらも、自分に都合のいい物事には「変わらないで」と執着し、自分に都合の悪い物事には「どうせこのままだ」とあきらめてしまうところがあります。

 じつは、この自分勝手な思考が苦しみの源なのです。心の中からそんな執着と不満を追い出して、物事は早かれ遅かれ変化するのだから、おもしろがって「自分から進んで変わる」「物事をいい方向に展開させる」ということに挑みませんか。

 あなたがやってみたいことにチャレンジするのを尻込みするときは、失敗を恐れているときです。けれど、たとえ失敗しても、その状況(気持ちや見る目や立場)はときの流れとともに変わります。すべての物事は流転していくのです。

 そんな宇宙の大原則を味方につけて、「人生には好転のチャンスがゴロゴロしている」「体験を糧にして前に進むだけだ」「ようし、転んでもただでは起きないぞ」と考えてください。

 失敗を恐れて指をくわえて眺めているより、自分自身がチャレンジャーになって、一度しかない人生を喜々として生きていくほうがずっと楽しいと思います。仕事でも趣味でもボランティアでも、どんなことでもかまわないから、自分が「これをやってみたい」「こうなりたい」という夢に向かって少しずつコマを進めましょう。

「そう言われてもねぇ……」とためらう人は、たいてい「忙しい」とか「めんどくさい」が口癖。「やりたいけど忙しい」「時間がない」を言い訳にする人は、1日が30時間になっても同じことを言うのです。

 その意味では心を亡くす≠ニ書いて「忙しい」と読ませるのはしごく当然。どんなに忙しくても「人間として成長したい」「人生をよりよく変えていきたい」という気持ちは亡くさずにいたいものです。

 また、「チャレンジって、なんかめんどくさい」と思う人は、成長しようという意志が希薄なのかもしれません。それだと、まわりの人に振り回されることが目に見えています。自分の人生の主導権はしっかりと握り、「これだけはやり残したくない」と思うことからどんどんやるようにしましょう。

 あなたが「チャレンジャーとして生きる」覚悟をすると何が変わるのかというと、潜在能力が開花します。なぜなら、それは「私は自分を活かし切る」という宣言にほかならないから。宣言が意思になり、意思が行動に表れ、潜在能力が開花し、人生が変わるのです。

 退屈を嫌う人間にとって、愉快な変化は最高の刺激です。それこそが人生の醍醐味なのです。未知の自分に次々と出会っていくことを心から楽しみましょう。

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Last Updated: 2014/07/07