自分の人生に幸せをもたらす��ツボ�≠ｪあるとしたら、それは人生そのものをほめたたえることだと思います。 「すばらしい！」「魅惑的！」「生きがいを感じる！」「可能性のかたまり！」「この人生でよかった！」こんな言葉を浴びせかけられたら、あなたの人生はきっと喜ぶでしょうね。それはつまり、人生の主であるあなた自身が「私の人生はとてもステキ！」というイメージをふくらませることなのです。

　この幸せをもたらすツボを、あなたははずしていませんか？　「ろくな人生じゃない」「好きになれない」「つまらない」「うまくいかない」「ツイてない」とぼやけば、幸せとは正反対のイメージをふくらませることになります。

　人生に起こることは、すべてあなたが抱くイメージに引っ張られて展開していくから、愚痴やぼやきを口にしてはいけないのに、どうしてそうしてしまうのでしょうか？　一度その理由を考えてみましょう。

　もしかしたら、あなたは"恵まれすぎているがゆえの不幸"に陥っていませんか？　そこから自分を救い出すことが、最初にするべきことなのかもしれません。 もしあなたが、健康でいられることも、いつでも食べ物が手に入ることも、人生に協力者がいることも、自分の幸せを心から願ってくれる人がいることも、普段はすっかり忘れているとしたら……

　もしあなたが、「当たり前」と感じていることが、当たり前じゃないとしたら……実際にその「当たり前」のことを得られないでいる人たちや、予期せぬ出来事でそれをなくした人たちが、この瞬間にも大勢います。

　しかし同時に、そんな恵まれない境遇から立ち上がって、今のあなたよりも満ち足りた気持ちで生きている人たちも大勢います。その人たちは何があっても『幸せを呼ぶ人生のツボ』をはずさずに、自分の弱さに打ち勝った人たちなのです。

　あなたがそうなるには、「どんなにふがいないことを思っていても、自分が生かされていることはどんなにありたいことか」「この人生から学べることは何なのか」「今の自分はいったいどのくらい恵まれているのか」といったことを真剣に考えてみる必要があると思います。

　すると、今ある人生に対してきっと"ありがたい"という気持ちがわいてくるはず。そうして「ありがたい人生」をイメージすることができると、人生は「ありがたい展開」を見せてくれるようになるんですよ。

　私たちは、素直に"ありがたい"と感じられる心を培うことで、自分の人生をいくらでもおもしろくできる真の主になれるのです。

　もし、今何かいやなことを抱えていたとしても、「人生はこれからが本番！」と考えて。「終わりよければすべてよし。私の人生はこれでよし」という気持ちで、人生を慈しんでステキなイメージをふくらませていきましょう！