(更新日:毎月7日)

Vol.1
今年こそ、自分に愛を!

Vol.1 今年こそ、自分に愛を!

 今年は、自分にやさしい生き方をしましょう。テーマは、自らを解放すること!

 なにかを得ようとして欲張らなくても、自分を縛りつけている余分なものを捨てることで、私たちはもっともっと軽やかに、そして心豊かに生きられます。

 あなたの心を重たくする価値観は、あなたにとっては古くて窮屈になった洋服のようなものです。余分な価値観をいさぎよく手放して、より快適で大きな幸せをもたらしてくれる価値観に着替えましょう。

 幸せについて真剣に考え、まじめに生きようとする人たちにしっかりからみついている余分な価値観、それが"完璧主義"です。

 あなたは、なんでも完璧にしないと気がすまないほうですか?

 もしあなたが「完璧じゃないと高く評価されない」と思い込んでいると、思い通りにいかなければイライラし、自分が「やったこと」より「やれなかったこと」ばかりに気を取られます。

 そうなると、「まだ足りない」と眉間にシワを寄せて自分を追い立て、そこまでがんばった自分を認めることなどすっかり忘れてしまうんですね。

 社会に暮らしている膨大な数の人間は、あなたを評価するためにいるわけでも、あなたを絶賛するためにいるわけでもありません。

 あなたと縁があれば、独自のモノサシを引っぱり出して「あなた」にあてがい、これじゃ長いとか短いと好きなことをいうだけです。しかもそれは、個々の良識によっても、気分によっても、利害によっても変わっていくものなんです。

 だから完璧にこだわって、だれからも認められようとするのは愚かなことです。

 私にも、完璧をめざしてがんばっていた若い頃がありました。そのときは、自分がどんどんすり減っていくような気がして、「どこまでがんばればいいんだろう」とわびしくなりました。

 今思えば、その頃の私は"優秀なだれか他の人"になろうとして、とてもムリをしていたような気がします。私は私にしかなれないし、私でいることがいちばん幸せなのに…。

 反省した私は、自分にいい聞かせました。「自分が精一杯、笑顔でやれるところまでやればいい。笑顔がなくなれば心の余裕もなくなって、自分のよさも力も発揮できなくなるんだから」って。

 それからは「顔が引きつってきたら休む」と決めて、「でも〜しなくてはいけない」と思うのはやめました。緊張をほどいて心身をゆるめることが、自分を愛し守ることだとわかったからです。

 いつもあなたが、軽やかにのびのびしていられるように、自分の限界をきちんと把握して笑顔で受け入れましょう。

 完璧よりも快適に!それが、愛のある生き方だと思います。

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Last Updated: 2006/01/07

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