(更新日:毎月7日)

Vol.1
2005年のヴィジョン

Vol.1 2005年のヴィジョン

 どんなふうに新しい年を迎えていますか? 私は「人生は、そう信じてイメージしたように展開する」といっていますが、幸福を手に入れるためにはイメージ、つまり確固たるヴィジョンを持つことがとても大切です。

 それがきちんとできると、あなたはその方向に向かって自然に自分のできることをするから。知らず知らずの努力が、どんどん運を引き寄せることになるんですね。

 年の初めに、あなたの"2005年のヴィジョン"をしっかりと打ち立てましょう。

 あなたの脳は、あなたの都合(感情や計算)には無関心だけれど、あなたの強い思い(信念)には即座に反応するようにできています。

 まず、「今年はこうなる!」という結果とそれに向かって行動する自分を、ありありと具体的にイメージしてください。そのとき決して、「むだかもしれない」とか「できなかったらどうしよう」などとは思わないこと。それが信念にまでふくらめば、運気が下がります。
「〜なりませんように」という思いを強くするのもダメですよ。「〜なったらこわい」という恐れの信念が強くなって、逆にあなたの恐れているほうを引き寄せかねません。

 幸せへのパスポートは「喜びと信頼」。最強のヴィジョンは、「常に、信じていることを喜びをもって実行するあなた」なのです。

 そのことが明瞭になると、あなたの人生になんらかの変化がやってきますが、必ずしも幸運な変化とは限りません。ヴィジョン実現のための変化は、2段階でやってくると覚悟しておいてください。

 こう考えましょう。あなたが待ち望むものがピッタリ入る箱をあなたは持っていますが、まずはその箱の中身を出さなければ、どんなにピッタリの箱も役に立ちません。箱とは、つまりあなたの心の様子です。

 だから幸運な出来事の前に、「なんで!?」と思うような変化が訪れてもがっかりしないで。そのとき、箱をひっくり返して不要なものを捨てればいいんです。それを覚悟しおけば、なにがあっても怖がらないで前に進めます。

 人生には、転職や引越しや結婚など、新たな希望を求めて自ら変化を起こす場合もあれば、災害や事故やリストラなどによって急激な変化を強いられる場合もあります。

 新しい人や環境に出会っていくのは人生の刺激で、そうした変化による刺激は、すべて成長の糧という意味において同じなんです。

 だから、不本意な変化は幸運の前段階と受けとめて、「いらないものを捨てて箱をカラにするぞ!」という気構えで、あなたのヴィジョンをより大切にしてください。

 いらないものとは、自分のヴィジョンを疑う気持ち。余分な恐れや心配のことです。それらを捨て去って箱をきれいにするのが第一段階で、そこを通過すれば、きっと次の変化で大きな喜びを手にできます。

 そうしてイメージ通りのものがあなたの箱に収まってくると、それが自信になり生きる力になるのです。そんなあなたの2005年を築いていきましょう。

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Last Updated: 2005/1/07

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