(更新日:毎月7日)

Vol.8 「ムジャ凛」でいこう!

 "無邪気で凛とした生き方"(詰めて「ムジャ凛」)が、これからのトレンドだと思います。なぜって、世の中けっこう逆をやっている人が、悩みのドツボにはまっているから。そこで改めて、「ムジャ凛」の反対を考えてみました。

 「無邪気」は、素直でたわいなく悪い気がないこと。その反対の「邪気」は、ひねくれた悪い気や病気を起こす気のこと。片や「凛としてない」というのは、「せこくめめしい」こと。そこでふたつを並べてみると…

「無邪気」で「凛とした」生き方。VS 「邪気」だらけの「せこい」生き方。

 どちらの生き方が美しいかは、一目瞭然ですよね。でも、どちらが世の中の多数派で、どちらがお金を溜め込んでいるかとなるとどうでしょう? じゃ、どちらが悩みが少なくて、どちらが幸福に生きられるかといえば?

 これらは表裏一体のエネルギーで、私たちの中には両方の要素があります。だから、自分と向き合って価値があると思う方を選んでいくしかありません。だったら、幸福になれるほうがいいって私は思います。断然「ムジャ凛な生き方」がいいって。

 ただ、頭でわかってもすぐできないむずかしさがあるでしょう。ムジャ凛な自分でいられない、いやムジャ凛の自分がよくわからないっていうかもしれません。実は、それがすでに迷いなんですね。

 結論からいうと、私たちに「愛」があるとき、「ムジャ凛な生き方」は自然な現象です。人はふつう"他の人やモノ"に対して愛を注げば「無邪気」になるし、"自分自身"に愛を流せば「凛」とするからです。

 愛は増えたり減ったりするものと違って、ひとりひとりの中に自然に無限にあります。ところが、私たちは愛をおおい隠してしまうほど強烈な「欲望」と「恐れ」を合わせ持っているからややこしい。

 自分だけよければいいという欲望とか、これ以上傷つきたくないという恐れから、あっという間に自己中になってしまいます。それが「我」です。我に振り回されると、どうしても邪気でいっぱいのせこい人間になります。

 そうなって自分にも他人にも愛を流せないと、心は安らがないし孤独を感じます。その上、いつも緊張していて葛藤が絶えないでしょう。嫌われたあげく、いないほうがいいとまで思われるのは悲しいですよね。

 でも、「ムジャ凛な生き方」をすれば、その逆の人生を謳歌できます。楽しくおもしろく、感謝され喜ばれながら、大切な存在として生きていくことができるんです。そして何より、『私は私が大好き!』と強く感じるでしょう。

 愛を生きることをあきらめないで。これからは、「ムジャ凛」なあなたでいきましょう!

| ホーム | | エッセイ | ボイス・レター | ねっとカウンセリング | みんなの広場 |
| Booksコーナー | 講演依頼 | お知らせコーナー | プロフィール |

Last Updated: 2003/06/07

copyright(c)1999-2003 Yuriko Usami's Internet office.