(更新日:毎月7日)

Vol.14 お金から自由になろう

「お金のために働くのはよそう」と言うと、「そんなこと言っちゃいられない」なんて声が返ってきそうですが、私は「お金から自由になろう!」と声を大にして言いたいのです。

「お金のために働かざるを得ない」と考える人は、「いやなこと」や「耐えること」が仕事だと思い込んで、労働にお金以外の価値を見い出せなくなってしまいます。

 すると、普段の生活の中でも、"お金第一主義"になって、何でもそういう目でしか眺められなくなってしまいます。これが、お金に支配されて生きるということ。

 一般に「お金を絶対的なもの」と信じ込んでいる人ほど、お金に対する不安を強く抱きがちで、どんどんストレスを大きくする傾向が見られます。不安になるたびに、もっとお金があれば安心できるのでは…という幻想を抱くせいです。

 お金に対するあなたの意識は、あなたの生き方を象徴しているんですね。人生はお金が最強ではなくて、あなたの意識が「お金の価値」も、また「お金の流れ」も決めているということを知りましょう。

 現に不安は、お金があれば消せるというものではありません。病気や貧困を恐れない人生や、愛されて幸せに暮らす人生は、むしろお金にすがらない意識が作り上げていくものです。

 あなたはいつだって、収入に関係なく、幸せにもなれるし楽しく働くこともできます。お金にまつわる不安を解き放って人生から暗いイメージを取り除くことができれば、結果として、お金のめぐりもよくなってしあわせに生きられるようになるんです。

 あなたが一生懸命仕事をするのは、お金に使われるためでも犠牲になるためでもありません。あなたが一生懸命仕事をするのは、「働くことをおもしろがって、働く自分を愛する」という大切な体験をするためです。

 だから、「自分の力を発揮するぞ。今日もチャレンジだ!」と思って働きましょう。そうすれば、気持ちよくエネルギーがめぐり始めます。お金はその副産物。

「お金はあればあるなりに、なければないなりに役立たせるだけ」と割り切って生きることが、お金に支配されず、お金の不安から自由になって生きるということだと思います。

 そしてお金を使うときは、敬意を表して「ありがとう」という思いを込めて財布から1万円札を送り出せたらいいですね。それは、その1万円を使える「めぐり合わせ」と「そのためにがんばった自分」にありがとうをいうことだから。

 こうしてお金に敬意を払うあなたが、何をするにも「自分のする仕事をおもしろがれる自分でいよう」という姿勢で臨めば、もうコワイモノなし。

 気がつけば、ポジティブなエネルギーの流れの中で、あなたに同調して楽しく働いて人生を送りたいという仲間たちに支えられ、人望も業績も、それに見合うお金もめぐっているようになるでしょう。

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Last Updated: 2003/12/07

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