![]() 「"続く恋"」 ![]() 恋が実ってお付き合いが始まったのはうれしいけれど、悩みは尽きない。はたして、この恋はいつまで続くだろうか…と不安を感じている人は多いかもしれません。カウンセリングコーナーにも、たくさんの恋の相談が寄せられます。 こんなに好きなのに、相手に「もう、たくさんだ」と思わせてしまう恋と、続く恋とはどこが違うのか。それを解き明かしていきましょう。 恋が実ったということは、あなたは彼のハートを射止めた魅力的な女性。だから、相手をうんざりさせなければ、その恋は続くということです。そのためには、彼の心があなたに向いている恋愛中に、必死になって自らの内側に愛を築くこと―これに尽きます。 「恋愛」という字を見てください。「恋」から「愛」を育てるプロセスが「恋愛」です。恋のときめきとはパッションですから、必ず時間とともに風化していきます。でも、恋愛から恋が消えても愛が残れば、二人は幸福を手に入れて深く静かに愛し合っていけます。 ときめきは人間にとってすばらしく魅惑的な感情ですし、大いに恋を楽しむことは結構。でも、恋愛の真の目的は愛をつちかうことだから、それができなければ恋は終わってしまうということを承知しておいてください。 誰だって恋が手に入ったら、『捨てられるのはイヤ』と思うものです。けれども、『まさか私を捨てたりしないわよね』と相手を脅したり、いちいち『心変わりしてない?』と疑ってかかれば、しだいに相手は疲れていくでしょう。かといって『私を捨てないでね』と哀願するのも、そのうち相手には負担になるものです。 まず大前提として、物事は止むことなく変化していく≪万物流転≫ということを受け入れましょう。 恋に陥ると、パッションに執着して『このまま変わらないで』と願いたくなるものですが、その態度は宇宙の法則に反するので苦しくなっていきます。ときめく心も、状況も、あなたも、すべては変化し続ける宇宙の一部なのです。 だから、変化をおびえたり恐れたりするのはやめて、深みを増しながら発展的に変わっていくと腹をくくる必要があります。恋愛に関していえば、どんどん愛を深めていける人、ますます自分に磨きをかけていく人、それが魅力的な恋人なのです。 別の角度からいえば、彼がいるからといってその状態に甘んじない。いい気になってあぐらをかいてないということです。恋をすれば、それだけであなたは美しく輝くから、次に手を抜かないで磨きをかけていくのは"中身"ですよ。 愛を育てるには、不安な気持ちを振り払って、『今一緒にいられることが最高の幸せ』という感謝をしっかり胸に秘めることです。将来を心配する時間を、ぜーんぶ目の前にあるものを大切に慈しむ時間に切り替えましょう。 『先のことって誰にもわからないから、今思いっきりあなたを愛するの』という態度で、いつも新鮮な喜びを伝えられる女性はステキです。だから、顔を見るたびに「また会えたネ!」って感激していられれば、きっとその恋は続くと思います。 ![]() |
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