![]() 「"思いあがりと思いこみ"」 ![]() うまくいってると思ったのに、足元をすくわれるようなことが起きるとか、どうもいい感じで人生の波に乗り続けられないと感じたら、自分の中に≪思いあがりと思いこみ≫がないかチェックしてみましょう。 これは、私たちのどんな仕事にも、結婚生活やチーム作りにも当てはまることで、ようは、人間がするすべての行ないに共通していえる上昇機運をもっとも妨げるものの正体です。 人が能力や技術を披露する場合、予想外の力を発揮するときもあれば、同じようにやっているつもりなのにうまくいかないときがあります。なぜかというと、機械は同じ条件下ならば同じ結果を作りますが、人間の場合は、仮に体調やその他が同じだとしても、計算式では測れないその人のエネルギーが左右するからです。 それゆえ、その人がどういう意識状態でいるかということになります。いい方を変えれば、人間の行為と、それに伴う意識は切っても切り離せないところがおもしろい点であって、また未知のさまざまな可能性を秘めている部分だと思います。 私たちは、何事にも初期のころは、不慣れだしキャリアもないという自負があるので一生懸命とり組みますよね。また、新人のうちはまわりもアドバイスをくれるし、本人も謙虚に聞きます。ところが、"ちょっと慣れたころ"に、必ずといっていいほど冷や汗が出るような体験をするのではないでしょうか。 『慢心』と『一人前扱いをしてほしい』という承認欲求に重ねて、『予想外のことは起きない』という信じ込みを抱くためです。問題なのは、そういうことに気持ちが支配されていることにまったく気づかない点なんです。 「思いあがり」や「思いこみ」が生じると、『自分は間違ってない』という傲慢さで突っ走るので、他のやり方を受けつけません。その態度が、新たな発見をし成長していける貴重な芽を摘んでいることがわからないんですね。 だから、宇宙は、わざわざ足を引っ張って(?)知らせてくれるわけです。「謙虚さ」と「決めつけない心」を思い出せば、もっと楽しい経験ができるよと。私たちがそれを学ぶまで根気よくがっかりさせて、ネガティブな意識がどんな態度を作り、どのような結果を引き出すかということを体験を通して教えます。 私たちは、痛みを伴いながらも身をもって味わうことで、≪思いあがりと思いこみ≫をやめようという心=見えない財産をつちかっていくんですね。これを活かして人生の流れを作っていく方が、確かに愉快で退屈しないはずです。 あなたが、≪謙虚で決めつけない≫態度で人生に臨めば、きっと上昇機運に乗って想像以上の幸運をどんどん引きつけていくでしょう。そのためには、まず日常的に抱いている(例えば、食べられること、動けること、生きていること…etcについての)思いあがりと思いこみから見直していくのが近道だと思います。 ![]() |
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