![]() 「今ひとつ自分に自信が持てない」という人は、かなりいるのではないでしょうか。私もそうでした。そのころは、少しも自分に満足していませんでした。 ある日、『私という人間は、私以上でも以下でもないんだ』ということに目覚めました。そうしたら急に気が楽になったんです。それまでは、自分じゃなくて『優秀な別人にならなくちゃ』と無理してがんばっていたことに気がつきました。 幸福に生きたいと思えば「自分を認める」のは不可欠なことですが、そのためには『他人と比べなくていい』といい聞かせるよりも、そのままの自分をおもしろがる方が近道です。 そこで私は、2つのことを決意しました。《チャレンジする》ことと《自分を信じる》ことです。 《チャレンジする》は、やってみたいと思っていたことを実行することでした。それまでは失敗を恐れ、うまくいきそうにないことはやめてしまう傾向があったのです。なぜなら、『失敗は悪くてみっともない』という刷り込み(思い込み)があったから。 私は、ありったけの勇気を奮い起こしました。このとき、「勇気は自分に注ぐ愛だ」ということが身にしみてわかりました。 それ以降は「しないことを後悔して生きる」より「してみた結果を受け入れて生きる」方を選んでいったのです。すると、どんな小さなことでも、それがうまくできてもできなくても、納得して前に進める人生に変わっていきました。
で、今ではどうなったかって?「本当は、世の中に失敗なんてありません。あるのは必要な体験だけです」とあちらこちらで力説しています。
そこで、私は居直りました。できるかどうかを問題にしないで、「精一杯する」自分を信じられればそれでよしと思ったのです。一生懸命な自分を認めると、『私が私を信じないで、誰が私を信じて応援するんだ』という気持ちがわいてきました。 それからです。人生をおもしろがることができるようになったのは。それによって得たのは、まぎれもなく「自分を信じる」という「自信」でした。 今では、「心からうらやましいと感じることは、自分にもできるのにまださせていないこと。あなたはやる前からできっこないと決めつけて、やってみる楽しさを奪っていませんか?」とこれまた力説しています。 これらのことを実行するうちに、不満顔で眺めていたそれまでの景色(環境)が、別のものに映り始めました。自分にしか味わえない人生が、そこにあったのです。 あなたは、あなた以上でも以下でもない。あなたを十二分に体験するために、あなたの人生を生きているのです。 |
copyright (c) 2001 Yuriko Usami's Internet office. Mostrecent update: 2002/09/20