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「今回は、10歳代 学生 女性 心の涙さんからよせられた内容です。」

Vol.2  「私はいい子にしすぎ・・・?」

From  心の涙さん

私は中学3年生です。私は小さいころから何をするにも親の言うとおりで、今でも自分のしたいことを言えません。親から言われたら嫌でも言われたとおりにしてしまいます。心の中ではこうしたいと思っていることがたくさんあるのに、心の中だけで閉じ込めてしまいます。今さら親に何をしたいと自分の気持ちを言うのが怖いのです。気がつけば、私はいつのまにか「親のもの」になってしまっていました。本当の自分を見失って、どうしていいか分かりません。こんな私は、いい子にしすぎなのでしょうか?

 

カウンセリングメッセージ

 あなたの洞察力に驚きました。中学3年生で、ここまで自分の状況をきちんと把握できるなんて、すばらしいことです。あなたの固まった心が解き放たれて、自称「いい子」を卒業できるようにアドバイスしたいと思います。

 今あなたの心にあるのは、過去に感じた記憶と、現在感じていることです。これからのこと、つまり未来のことはまだありません。

 現在の気持ちを「この先も続ける」か、それとも「ちょっと変更する」かは、あなたの自由。それを実際に変更できるのは、今ここにいるあなたしかいないのです。

 あなたは、「親が、好きにさせてくれるように変わってくれたらいいのに」と願うかもしれないけれど、私たちは、過去を変えられないのと同じように、他人の心の中を勝手に変えることはできません。これは肉親も同じです。

 だったら、自由にできる「自分の心の中」と「その心が創り出す自分の未来」に注目するほうがずっと賢明です。心の扱い方を覚えれば、人生を楽しんで生きられる人にも、さらに他の人をコンロトールしない愛の人にもなれますよ。

 そのためには、何としてもすっかり慣れてしまった「心のクセ」を直す必要があります。自分を信じてこれから提案することを続ければ、きっと成果があらわれると思います。あせらなくていいから、途中であきらめないことです。

 さっそく『あなたの親に対する気持ち』を改善する作業をやってみましょう。以下の宣言を声に出して唱えながら、心にどんな変化が生まれるか感じ取ってください。

小さいころから何をするにも親の言うとおり』だったから、今日まで守られてきました。ありがとう!そのお蔭で、『心の中ではこうしたいと思っていることがたくさんある』という自分に気づくことができました。

今さら親に何をしたいと自分の気持ちを言うのが怖い』ことこそが、私の越えるハードルだとわかりました。越えなくてはならないのは「言えない」という"自分の恐怖心"で、「聞き入れられるかどうか」は、当面の問題ではありません。  親が怒るのは怖くていやでも、「ただ、自分のことを話そう」と思えば、正直に意志を伝えられます。

 私は、もうこれまでの私とは違います。『気がつけば、私はいつのまにか「親のもの」で、本当の自分を見失っていた』と感じたことで、「自立」のときを知ったのです。

 この機会に、勇気をもって一歩を踏み出し、新しい親子の関係を築きます。

 これはアファメーションといって、ここには否定や疑いや迷いの言葉はいっさいありません。あなたのエネルギーがとどこおらないで流れるように、あなたの願いを愛の言葉にしただけです。

 日に何度でも声に出して宣言するうちに勇気がわいてきて、いつかあなたは、力むことなく素直に親と話そうと決意するでしょう。そのときが、あなたの準備が整ったときです。

 いざ行動を起して、たとえ親と気まずくなったとしても、それは一時的です。親を否定することも、おびえることも、もちろん後悔する必要もありません。

 あなたを誕生させてくれた親に感謝しながら、あなたの意志を放ち続けましょう。宇宙はあなたの宣言を聞いていますから、あなたの思い描いたようにあなたは成長し、必ず自分の未来を切り開いていけますよ。

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Last Updated: 2004/02/17

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