もどる

「今回は、10歳代 女性 学生さん からよせられた内容です。」

Vol.07  「自分」

From  学生さん

私はいま自分の性格についてとても悩んでいます。それは、物事を深く考えすぎ慎重になりすぎて積極的になれないことです。自分に自信がもてず、新しい生活にもなじめず、毎日本当に疲れきっています。人付き合いも器用なほうでなく、慣れるまで大変だし、自分の思ってることをはっきり言えなかったり、自分をうまく表現できず誤解されてしまうことも少なくありません。自分でもどうしたらいいのかわからなくてメールしました。

 

カウンセリングメッセージ

 あなたのような相談内容は、とても多く寄せられます。みんな失敗して傷つくのがこわくて、どんどん慎重になって返ってストレスを溜めているようです。これは、過去にそういう体験をしてトラウマになっているから起こるのですが、それがわかっても実生活が変わらなければ楽にはなれません。そこで提案します。

「人生をもっとワクワクして生きよう」って思いましょう。どうしようか考えるとき、自分がどこにワクワクを感じるかを優先して一生懸命見つけてください。そのとき、ドギマギさせるような不安が浮かんでも横に置く。「いらない」と声に出していって取りあわないようにするんです。ここはしっかり意志″の力を発揮して。

 それをくり返していくだけで、あなたの感じることが違ってきますよ。同じ行為でも、「自分がワクワク嬉しがってする」ことに意識を置くのと、「ドギマギ心配しながらする」のでは、脳に広がるイメージが正反対になるのがわかりますか?それがストレスの違いです。

「自分がワクワク嬉しがってする」場合は、やりたいことをさせる気持ちで臨むので、結果よりも動機の段階から、心はすでに解放されています。でも「ドギマギ心配しながらする」場合は、失敗しないように(何かいわれないように)するので、緊張と不安が増すばかりです。

 これは作業でも人付き合いでも同じこと。何かをしようとする前に気が重いなって思ったら、今から費やす事柄や時間に、何とかして自分のワクワク″を見つけましょう。知識でも経験でも、自分が何か得る喜びを探すんですね。『もう自分をいじめない。何かを発見するために行動するんだ』って心に決めて。

 また、あなたがどんなに心配しようが遠慮しようが、あなたの態度に何かいいたい人はいうし、うまくいかないときだってあると思います。でも、もしあなたがワクワクできたら、行動はそれを味わうため、結果は「なりゆき」でいいと割り切れるようになるでしょう。そうすれば、何に対してもずっと気持ちが楽になります。

 最後に、器用か器用じゃないかはその人の個性で、幸福に生きられるかどうかを左右するものではありません。だから、人生の苦しさをそのせいにしているあいだは、前に進めませんよ。あなたはじゅうぶんに自分らしさを発揮して幸福に生きられるようにできています。あとは、ワクワクを選択するかしないかだけ。

 胸の奥に秘めたワクワクを道連れに生きるか、ドギマギを道連れに生きるかしだいで、結果はあっという間に変わります。あなたが何もしなければこのままだけれど、あなたが意志を発令すれば、チャンスはすでに手の中にあったとわかるでしょう。決してあきらめないで、嘆くエネルギーをワクワクするエネルギーに振りかえてね。 

ご相談入力コーナー

*)ご入力いただいた方の中から、ご相談内容とカウンセリングメッセージを掲載します。


| ホーム | | エッセイ | ボイス・レター | ねっとカウンセリング | みんなの広場 |
| Booksコーナー | 講演依頼 | お知らせコーナー | プロフィール |

Last Updated: 2003/05/17

copyright(c)1999-2003 Yuriko Usami's Internet office.