自分は愛されていないと知りながらズルズル付き合ってしまう自分を責めて、苦しみを広げているようですね。今後出会う人と真剣に愛し愛されたいなら、これからアドバイスすることを本気で実行してみてください。
まず、あなたの恋がどうしていつもそういう形になってしまうのかということから説明します。あなたには、相手から求められるままに、お金でも体でも安易に差し出してしまうところがありませんか？ 応じれば自分を愛してもらえる（＝応じなければ嫌われてしまう）と思っているのかもしれませんが、それは間違いですよ。
あなたは自分にはさして魅力がないと思っているでしょう？ その自信のなさが、自分の価値を下げて軽く扱われる事態を招き、「NO」と言えないやさしさが、そこに付け入る男性を引き寄せているのです。
また、同じような体験を続けてしたことで、「自分がダメだから誰からもまっとうに愛されない」という気持ちに陥っています。これが一番よくないことなのです。そんなことを信じたら、「ほうら、また愛されない。やっぱり自分はダメなんだ」と感じる現実を生み続けてしまいます。
私がよくお話するのは、「あなたは、あなたが信じた通りの現実を生きている」ということです。人間の能力の中でもっとも強力なものは〝思念〟です。思いの力が現実を生み出すから、「しょっちゅう思っていることと、ひんぱんに使う言葉を見直して」とお伝えしているのです。
さあ、これからいう2つのことを本気で実行して、人生をバラ色に変えましょう。
１つ目は、「自分はダメだ」というフレーズを言わないこと。もしそう思ったら、すぐにこう言い直しましょう。「いや、私は捨てたもんじゃない。すばらしい魅力を秘めている。それはいつか必ず花開く」と。
2つ目は、「誰からもまっとうに愛されない」と決して思わないこと。不安に襲われたら、こう言いましょう。「私を愛してくれる運命の人がどこかにいる。その人にめぐり会うためにも、私は私を大切にする」と。
毎晩寝る前に、この2つの宣言文を自分に言い聞かせるようにして何度でも唱えてください。声に出して言うと効果的です。最初は、半信半疑で口先だけになってもかまいません。それでも唱え続けていれば、きっと信じる気持ちがわいてくるから。それが自分に対する信頼です。大切なことは、「そうなりたい」ではなくて「そうなる」という信念を持つことです。そうすれば、結果はあとからついてきますよ。
あなたが切ない思いをするのは、あなたに価値がないからではなく、あなた自身が自分の価値を認めていないために、それに見合った事柄が展開しているのです。「自分を認めない」という体験は十分したのだから、これからは「自分を認めて信じる」という体験を選択してそのように行動しましょう。
その選択が自分への愛なのです。自分を愛する（＝認めて信じる）ことができてこそ、人はそんなあなたに惹かれて寄り添いたいと思うのです。今は不甲斐なく感じる自分でも心から愛して、いつか花開くように応援しましょう。
