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カウンセリングメッセージ

Vol.3 「お金」

From けいさん

お金に対していろんな感情があるんですが、どうしたらお金が逃げていかなくなるか知りたいんです。私はお金に対してはケチで、自分のところに置こうとするけど逃げていきます。中学のころ、うちにお金がなくなったらどうしようと思って不安でした。それから特に苦労はしてないんですが、お金に振り回されてきたように思います。いつごろからか支払いに追いかけられるようになって、でも入ってきたらきたらで使ってしまうんです。お金がないと将来が不安で、そのことがストレスになっています。お金は私を苦しめるからいや、私を不安にするお金がいや、といい感情がありません。これではお金がよってくるわけがないと思いますが、お金によるストレスが大きいので何とかしたいのです。どうしたらこれからぬけられますか?

 だれもが少なからず、あなたと同じような悩みを持っていると思います。このコーナーにも『お金の不安』を訴える人が増えたので、今回はお金″についてお話しましょう。

 大原則からいいます。私たちが生きていく上でお金は必要なものですが、それはあくまでも便利に活用するための通貨″に過ぎません。それ以上の力を自分がお金に与えてはいけないのです。

 お金に振り回されて心をわずらわされている人ほど、お金に決定的な力を与えています。人生はお金がすべてで、それが自分の幸不幸を決めると信じています。子供時代の体験が影響してそうなる場合もありますが、「お金がない=不幸」と決めつけている間は、いずれにしてもお金のストレスから逃れられません。

 最初に、お金という暴君におどされ、不安と不満の中で生きることを選んでいるのは自分自身だということに気づいてください。お金に心を支配された状態で自分の力は及ばないと思い込めば、「お金は私を苦しめるからいやだ」と思うのは当り前。

 言い方を変えると、あなた自身が「お金が自分を幸せにしたり不幸せにしたりする世界で生きるのはやめる!」と決意すれば、お金のストレスを捨てることができます。あなたはいつも、自らの意識が作り出した世界に暮らしているのですから。

 お金は、人生の主役ではありません。あなたの放つエネルギーが、お金という形になって返ってきているのです。あなたの仕事が(大黒柱を支える主婦業も含めて)人に喜ばれれば喜ばれるほど、お金を運ぶエネルギーは活発にめぐります。

 ところが、まじめに働くことをいやがったり、人をだましても自分が得しようとしたり、あるいはお金を憎みながら働いていると、そういうエネルギーがもたらすお金は、人を幸せにするのではなく、より不安を募らせるものになります。お金は如実に心を反映して、ネガティブな感情は不本意な出来事を創り出すからです。

 そもそもお金は「これだけあれば幸せ」とか「これしかないと不幸せ」という代物ではありません。かといって、自分の思い込みを変えれば即刻お金が増えるというものでもありません。重要なことは、お金の支配から解放されて恐れずに生きていけることなのです。

 あなたは収入の額″と幸せの深さ″が一致しないことを知っていますね。あなたがどういう気持ちで働き、どういう気持ちでお金を受けとるかしだいで、お金は不安の種ではなくなります。

 だからこれからは、お金に対するエネルギーをポジティブなものに変えて、「お金があってもなくても幸せ!」という人生を生きていきましょう。

 方法としては、金額に関係なく自分のところにきたお金に感謝する″こと。具体的には、「ありがたい」と思って自分ができる仕事に精を出し、「ありがとう」といって得たお金を使う。それに尽きると思います。

 もし不安がわいたら、大きな声で「私のところにきてくれたお金、ありがとう!」とくり返しいって、ネガティブな感情に引きずり込まれないようにしてください。そうすれば、お金にとり込まれないで、幸せにお金を循環させられるようになりますよ。

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Last Updated: 2007/03/17