天の岩戸は平成の平    聖誕祭に想う


聖誕祭に想う

聖誕祭に想う


 今日はキリストの聖誕祭です。聖誕は偉い人の場合、普通の人の場合は生誕でしょうね。生誕とは生まれ出ることですね。生も誕も生まれるという意味です。この2文字のうちの「誕」を検証してみましょう。

 生まれることという意味は誰でもご存知でしょう。でもこの字にかりそめの、あるいは嘘偽りという意味があることはあまり知られていないようです。

v生まれることが何故かりそめであり、嘘偽りなのでしょう?

vと考えた際に閃いたのは、「生死一如(しょうじいちにょ)」という言葉でした。一如とは同じことという意味です。生きると死ぬということが同じであるというのは誰も本当は死なないという意味です。「魂は永遠なり」という言葉もありますね。本当は死なないのなら生まれるということもないということになります。誕生とは永遠の生命である魂がかりそめの肉体の衣を着て一見初めてのごとく現出してくるということを表現しているのだな、と思いました。

 誕生の「誕」を分けてみましょう。                                

 言、つまり言葉のことです。それに延長線の延という文字が入っていました。誕生するという現象を表現した文字を分けたら、何と言葉の延長であるとなりました。

 何じゃこりゃ?

 「始めに言ありき」という文が聖書のヨハネ伝の第一章の第一節にありますね。始めは言(コトバ)だったものが生まれ出たらあなたであり、私であり、その他もろもろの生命体であったという意味にもとれます。言の延長線が誕生だと文字が教えてくれました。

 そしてまた生命体として誕生してくるということはかりそめの現象であり、偽りなのだということも教えていただきました。偽りの反対は真実ということですから真実の生命とは「言」であるとも考えられませんか?

 言はコトバと読める他にゲンとも読めます。このゲンをローマ字で書くとGENになります。何でローマ字で書かなければならないのかという疑問にお答えすると長〜い話になりますので、ここでは、命波学による言葉の検証には漢字とその読み音とローマ字に使われているアルファベットとその順番に振られている数値の全部を使っているとだけ言っておきます。

 このGENにエネルギーを表す記号のEを付け加えると面白いですよ。

 GENE、つまり遺伝子のことです。人間の子が人間、馬の子が馬としてちゃんと生まれて来るのも、あなたがお父さんあるいはお母さんに似ているのもみなGENEがあるからです。遺伝子というものが機能していなかったら誰も何も生まれてきません。GEN/言のエネルギーがGENE/遺伝子なんて面白いですね。

2003/12/25