古代ビルマで誕生した神秘の曜日占い『マハボテ』
あなたは自分が何曜日生まれか知っていますか?
東南アジアの国々では、私たちが星座や血液型で運勢を占うのと同じように、誕生曜日による占いが日常的に行われています。ミャンマーやタイでは、挨拶代わりに何曜日生まれかを話題にすることは普通ですし、生まれてくる子供の運勢や相性を気にして出産日をコントロールする親もいるほどです。
その中でも高い評価を受けているのが『マハボテ』です。ミャンマー語で“小さな鍵”を意味するマハボテは、その名のとおり、あなたの運命の扉を簡単に開いてしまう小さくて偉大な鍵なのです。
生まれた曜日から性格や相性・運勢などが詳細にわかるマハボテは、その昔、王族やごく一部の特権階級の人たちが、自分たちの使命や運勢を知るために使っていました。その的中率の高さから、長年ビルマの秘宝とされてきたのです。その後時代とともに庶民の間に広まって、現代では、東南アジアで最も支持される占いになっています。
今私たちが使っている七曜日の制度は、2000年以上も太古の昔に、エジプトや新バビロニア帝国で、その日の最初の1時間を支配する星の名を、それぞれの曜日の名前にしたことから始まりました。日曜日は太陽、月曜日は月、火曜日は火星、水曜日
は水星、木曜日は木星、金曜日は金星、土曜日は土星と深く関わっています。
宇宙にあるエネルギーのかたまりとして創造される私たちは、生まれたときに支配的な位置にあったこれらの星の影響を受けて性格や運勢が決まります。また同時に、この世に生を受けた時刻に、その星が天空のどこにあったかによって同じ曜日でも運勢が変わってきます。
さらに、生まれた曜日と時間帯が同じだったとしても、まったく正反対の性格を持つことがあります。それが星の二重性です。
自分らしくあるために、自分を生かして幸せになるために、運命を切り開く智恵とパワーを、ぜひあなたも身に付けてください。自分(宿命)を知ることで運命は変えられます。それを運勢から読み取るのです。
by Yuriko Usami |