命波を学ぶ方へ

瞑想



●冥の字の意味:暗い。奥深くて外からははっきり分からない。あるいは、あの世(冥界)のこと。

 暗いというとまず喚起される思いは「始めに闇があった。光は闇から出てきた」という神話です。エジプト、ギリシャ、日本その他の神話。聖書の創世記にもあります。ともかく始めは闇だったのが、「光あれ」、あるいは「闇を分けて、光を創った」というふうに光が現象したことを言っています。 命波ではこれをエネルギーの方向性が求心主動で、集まるだけだったので、ブラックホールのようになったとし、これを第一宇宙すなわち前提宇宙と呼びます。求心が極限に達し、エネルギーの行き場がなくなった挙句に大爆発反転して(物理ではビッグバンと呼びます)出来たのが遠心エネルギーで、エネルギーが猛烈な勢いで拡散するため、性質上明るくなった訳です。明るいものを私たちは「光」として認識しています。

 どういうことかと言いますと、遠心と求心のエネルギーの両方がどのくらいの比率であるかによって現象したものの振動数(高いほど明るく、軽く、物質的には希薄)が異なります。振動数が高いほど透明度が高く、従って明るく感じるということです。「感じる」と書いたのは、肉眼で見えない光も多くある為、明るく「見える」とは言えないからです。その明るい光という種類のエネルギーが生命エネルギーです。ブラックホールでは生命はないでしょうから。生命エネルギーという光はまた、エネルギー的には音(振動)でもあります。現在の量子物理学では全宇宙は振動によって成立しているという見方もできると説明されています。

 音が意味であるというのは心という形が幾何的に見ると二次元を開いて出来た形で、しかも此処に露れている(ココロ)と読むからです。心の形(相も形という意味)と書いて想いと読みますから。

 .が四つ並んだ字を部首に使っている文字は焦、点など多くありますね。この部首を連火(レンガ)と呼び、エネルギーを意味します。この四点の二つ目の点の下に開くという意味のL(註。直線に垂直にもう一方向が加わると面が出来、平面を垂直に縦に積み重ねると立体が出来ることから命波ではLという形を一段上の次元を開く形として見ている)を加えると心という字が出来上がります。

 ・L・・ この形ではちょっと心という字の形になるのは見難いかもしれませんが、これがワープロの限界ですので後はどうか想像力を使ってください。


 さて、冥界(あの世、即ち永遠の生命の世界)は暗い世界と書きます。その世界を肉眼で見ることは物理的には出来ません。心という意識でその相(すがた)を見るしかありません。瞑想とはその為の手法であると私は考えます。文字の読み音に当ててある各文字の説明は長くなるので省きます。

静流(2006/02/24)