最近の科学界における嬉しい発見をお伝えします。ほんの一部だけ翻訳しました。興味の

ある方は

 

http://web.mit.edu/newsoffice/2008/oxygen-0731.html

 

に本文があります。

 

MITが開発した新しい太陽光発電装置

 

MIT研究所のDaniel Noceraとその研究所員Matthew Kananの開発した触媒が7月31日に発表された。

 

以下はインタビューでのDaniel Nocera博士の話からの抜粋。

 

植物は光合成というものをしています。これからヒントを得て、太陽光を使い、水を水素

と酸素ガスに分離する触媒を開発することができました。地球に届く太陽光は一時間分で

地球全体の一年分のエネルギー需要をまかなえるほど膨大なものなのです。これをもし効

率よく利用できたら、炭酸ガスを発生するエネルギー源を使わなくてすむようになります。

私どもはこのほど植物の光合成を私たちが出来るような触媒を発見しました。

 

次は本文からの抜粋翻訳です。

 

太陽のエネルギーを代替エネルギーとして活用しようという試みには長年障害があった。

しかしこのほど太陽の出ていない時にもエネルギーが蓄積できるような発電装置ができる

画期的な発見がされた。

 

植物の光合成の仕組みにヒントを得たのだが、太陽光を水素と酸素ガスに分離し、炭素ガ

スの出ないエネルギーを作るという前代未聞の開発をした。コバルト金属と燐酸塩と電極

を触媒として水中に入れる。そこへ光電池あるいは風力タービンなどのエネルギー源をそ

の電極に通すと、酸素ガスが発生する。

 

以上の触媒に加えて、たとえば光電池のエネルギーを使う場合、水素ガスが発生させる触

媒であるプラチナなどを使うことで水を分離させることができる。この新しい触媒方式は

ペーハーが中性の室温の水で働くので簡単に設置できるとNoceraはいう。

 

太陽という熱源は非常に大きいもので、一時間に地球に降り注がれるエネルギー量は、全

世界で必要とされるエネルギー量の一年分にもなる。

 

効率の良い光電池の開発はMITのエネルギー関連開発プロジェクトの一環であった。この

新しい触媒の実験の成功により、効率の良い太陽光発電装置が未来の地球のエネルギーの

需要を満たせるようにという目的で更なる開発が進められる。National Science

FoundationおよびChesonis Family FoundationMIT研究所に1千万ドルの開発資金

を投入した。

 

部分翻訳

菊池 静流

2008/08/10